

5050WORKSHOPから発売されたMICROLIGHTを購入し実際に数カ月使用してみましたので私なりの感想をお伝えしたいと思います。
5050WORKSHOPではMINIMALIGHT(ランタン)、2WAY STAND(ランタンハンガー)、COMPACT FOLDING CHAIR(チェア)などキャンプで使用する商品の他にもネックウォーマーやマスクコードなど日常で使えるものを提供しています。どの商品も機能性とデザイン性に優れており今回のマイクロライトもとても素晴らしい商品となっています。ぜひホームページを見ていただきたいです。本当に素晴らしい製品が販売されています。
ちなみに5050WORKSHOPは株式会社TRYLさん(2020年7月7日設立、)が立ち上げたブランドでコンセプトは『Weekend Outdoor Life』となっています。
商品スペック
重さ : 20g ※ちなみにゴールゼロは68g
サイズ : 64xW16D16mm
バッテリー : 230mAh リチウムイオン
光源色調 : ハンディ(白色) ランタン部(暖色、温白色)
照射距離 : 100m(ハンディ)
明るさ
ランタン : 70、30、15ルーメン
フラッシュライト :350、150、60、30、15ルーメン
稼働時間 :1.5時間~8時間
:350ルーメンインスタントモード時0.2h
防水 : IP44
素材 :ABS樹脂 、蓄光ボディ
付属品 :専用USBケーブル、ユーザーマニュアル、マルチクリップ


実際数ヶ月使ってみて感じたこと
私がこの製品を購入した理由は、『キャンプ中で帽子のつばにつけるライト』を必要としていたからです。焚き火のみの明るさの中で、必要なときに手軽に手元だけを照らしたいという願望をずっともっていて、この製品を見かけた際に衝動買いしました。
ヘッドライトはもっているのですが、それだと外したりつけたりしなければいけないのと、ヘッドライトのゴムバンドがどうしても窮屈に感じてしまっていたので、帽子につけるタイプがよいなと思っていました。
帽子につけるタイプもアウトドア用にしっかりしたものが販売されていますが、用途の多様さを考えた時にこのマイクロライトで十分だと思いました。
実際数ヶ月使用してみましたが、光量も十分ですし、心配していた点灯時間についても問題ないと感じました。何より底面の磁石が様々な場面で使えて、用途のメインとして考えていたキャップにつけるということよりも、どこかに貼り付けてランタンとして使用することの方が増えてきてしまっています。
さらにこの商品のデザインとスペック、サイズ感が気に入ってしまい、追加でもう一つ買ってしまいましたw 不思議とすごく愛着の湧くギアとなっています。
特徴
コンパクト
サイズがこれまで出てきた様々なランタンの中でも一番小型な部類だと思います。
サイズは64x16x16mm、単三電池より少し大きい感じです。小型なランタンというくくりは正しくはないかもしれません。ランタン機能を有した小型ライトという部類といった方がよいですね。
実際私が購入した目的はキャップにつけるライトとして利用し、利用状況によってはちょっとしたランタンとして使う!というものでした。
ゴールゼロでもかなりコンパクトだなと思いましたが、このサイズであればちょっとした小物入れに嵩張ることなく収納できますし、昔ランドセルにぶらさげていた使えないペンライトのような気分で持ち歩けます!ってこの例えわかりますかねw
とにかくこのサイズ感は今までにありません!歴代最強のコンパクトさかと思っています。
マルチクリップ

このマイクロライトにはキャップにつけたり洋服に挟んだりすることのできるマルチクリップというものが付属しています。
マルチクリップをつけたマイクロライトをキャップのつばにとりつけることで、必要な時だけ視線の先を明るくすることに使用することができます。
キャンプや、野営の際にメインランタンはフュアハンドやLEDのルーメナー、ゴールゼロといった光源を使用していますが、夜のまったりモードの際は焚き火の光のみで過ごしたくなります。ですがちょっとしたときに手元で作業したり、焚き火で簡単な調理をする際に視線の先だけ明るくしたいんです。そんな時にこのマイクロライトをキャップの先につけ視線の先のみ必要十分な光量で照らすことが可能となります。この製品はこの願望を叶えてくれる製品でした。それはこのマルチクリップの存在のおかげです。
キャップにつけるライトは他にもさまざまなブランドが出でいますし、ヘッドライトを利用する方法もあります。
ただヘッドライトにしても他のキャップにつける製品にしてもそこそこの大きさがありますし、いつもそのライトを使うわけではないとすると意外と面倒なもので使用頻度は少ない状況でした。普段キャップをつけてキャンプをする私にとってはキャップに取り付けてなおかつ違和感の少ない小型のこの製品であれば、今までとなんら変わらない状態でキャップの先には便利なライトがついているという状況を作ることができます。
マルチクリップの弱点
マルチクリップは写真のようにマイクロライト本体に金具を抱き抱えるようにとりつけるのですが、この金具が少し弱い(柔らかい)ように思います。
キャップに取りつけてるときに本体から外れてしまうことがあったので、金具を手で少し歪ませてはめ込みがきっちりできるように微調整する必要がありました。もう少し強度がある金具にするか、個人的にはクリップは本体から脱着できない作りであってもよかったのではないかと思います。
IP44
この製品はIP44、つまり防塵性能については『人体、固形物体に対する防護については直径1.0mm以上のワイヤーや固形物が中に侵入しない』つまり防塵性能はないということです。これについては期待できません、砂や埃が入り込むようなところでは使用しない方がよさそうです。
防水性能に関しては4レベルということで、『いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない』つまり水しぶきくらいならどっから飛んできても平気だよ。個人的には多少の雨が降っているところなら大丈夫かなという感覚です。実際雨の中使用してはいないので、そのあたり使用後に体験談をこの記事に追加記載していきたいと思います。
雨の中長時間外に置くシーンはそうそうないですし、キャンプにおいてもタープの下に入っていることが前提ですので必要十分な機能かと思っています。
マグネットと金具
底面は磁石と紐やカラビナがつけられる金具がついています。
実際にキャンプで使用してみたのですが、この磁石がすこぶる便利だと気が付きました。
キャンプシーンではちょっとした金属のテーブルにつけたり、金属製のポールにつけてランタンモードとして使ったり、磁石を利用しての汎用性が高いと思います。このマイクロライトの大きな魅力の一つはこの磁石の存在であるとも思います。
ちょっとひっかかるのは、このカラビナやストラップなどを引っ掛けられる金具がちょっと細いので耐久性はほとんどないのではないかと思っています。
といってもぶら下げる程度でしか使用しないと思いますのでそのあたりは問題ないかと思います。
ちなみにキャンプとは関係ないのですが、車の整備なんかで車両の下にもぐるときに車のフレームにとりつけて作業するなんて使い方もできると思います。実際車の夜間の下回りの覗き込みに重宝しました。
充電・使用時間
充電はUSB―Cで行いますが、230mAh リチウムイオン、通常最大出力で使用することはないので、手元を照らすほどで使うなら数時間は持ちます。歩行の際に最高出力で道先を照らすような使い方ですとカタログ通り0.2時間くらいで切れてしまうので、あくまでも手元、目線先、作業場のちょっとしたスペースを照らす用途として使うのがよいと思います。
カタログ場の使用時間と実際の使用時間は今後細かく検証していきたいと思います。
ボタン
ボタンに関しては残念な部分としての記事になってしまいます。
このマイクロライトのモード切替、明るさ調整に使用するのはこのライトの側面にある四角い小さなボタンなのですが、絶妙にスイッチが分厚くやや硬めで、且つ厚いゴムになっています。モード変更はスイッチを連続で1回、2回、3回押すことで切り替えていくのですが、目的のモードに切り替えるため連続で押すさいに、力加減が難しく、2回押したつもりが1回しか押せていなかったり、3回おすはずが2回になってしまったり、この微妙な力加減ができずに間違ったモードにしてしまうことがあります。これに関しては2つ開封して同じだったのですが、個体差もあるのでしょうか。
総評
ボタンに関しては残念な部分として記事を書きましたが、結局のところ私が必要としている機能の全てを有しており、使い勝手にすぐれた商品だと思います。ゴールゼロほどメインランタンとしての明るさの持続時間はありませんが、そのサポート、手元を照らすライトとしては優秀なライト兼ランタンだと思います。
個人的にはトータルで最終的に3つ購入しましたが、ゴールゼロのように複数もつことになんとなく所有欲を満たしてくれる不思議な魅力のある製品だと思っています。今後様々なシーンで使用していきたいと思っていますのでこの記事も加筆を続けていきたいと思います。


