camping style キャンプ場紹介

聖地 ふもとっぱら

キャンプの聖地といわれるふもとっぱら。

今更ながらに宿泊してきましたのでさっそくレビューしていきたいと思います。

今回の利用は2泊3日で天候は晴れ、曇り、暴風雨。様々な姿のふもとっぱらを体験することができました。そんな天候によるキャンプ場の影響についてもお伝えしていきたいと思います。

『ふもとっぱら』由来

「ふもとっぱら」は集落の地区名である麓と、原っぱをかけた言葉から作られた名前だそうです。昔はこのあたりで金山経営をしていたとのこと。そのためふもとっぱらのおしゃれなお店である『金山テラス』『金山キッチン』の名称の由来はここからきているのでしょうか。そんな歴史も調べてからキャンプ場に行くと、また違った視点でキャンプを楽しむことができますね。

ふもとっぱら所在地

標高830m→朝晩の冷え込みがあります。防寒の用意を!

料金はとてもリーズナブルです!ここも最高!

サイトは全面フリーサイトです。

ふもとサイトエリア

本記事の作成時2022年3月末現在新型コロナ感染拡大に伴い完全予約制となっております。営業時間やその他の注意事項、感染対策についてはふもとっぱら公式ホームページをご確認をお願い致します。→ふもとっぱらホームページはこちらから

ふもとっぱら

ふもとっぱらの総評

広大な敷地に富士山がドーーーーン!!キャンプ場にはクオリティの高いテラス、キッチン、売店もあるリピ決定のキャンプ場。☆5つ満点中 星4つ★★★★☆と勝手に今回から☆の数で個人的おすすめ度を表示w

夜のふもとっぱら
ふもとっぱら

良い点

富士山と広大な敷地面積

 ふもとっぱらキャンプ場に行く一番の理由は東京ドーム5つ分の広大な敷地面積と、迫力ある富士山のコンビネーションの絶景にあると思います。実際キャンプ場に向かう途中からすでに富士山がチラチラ顔を出し、その時点でテンション爆上がりです。

キャンプ場に着き、チェックインをすませ、サイトに入った瞬間だだっぴろい芝生の中央から望む富士山の雄大な姿を見ると誰しもが感嘆の声を上げるのではないでしょうか。それだけここふもとっぱらから見る富士山の姿は迫力があります。これだけのためにこのキャンプ場に来るメリットがあると言えます。

テラスとキッチン

キャンプ場の中にお店があり、食事ができることは聞いていましたがここまでクオリティの高い料理が提供されるとは思ってもみませんでした。

ふもとっぱらキャンプ場には金山テラス金山キッチンという二つの食事ができるお店があります(※2022年3月現在)。

金山テラス(10:00~17:00)の中にはシカとイノシシの剥製が置いてあり、キャンプギアの革細工などの展示と販売もされていてキャンプギアショップ兼カフェに牧場のおしゃれな食堂といった雰囲気がでています。テーブルにしろ椅子にしろこだわりが感じられるものとなっています。

そこで食べられるメニューは朝霧高原らーめん豚鹿豚鹿バーガー(ブカブカバーガーというそうですw)、そしてそのポテト付きセット、鹿のたつた揚げ鹿ボロネーゼとなっています。妻は鹿のボロネーゼが一番おいしかったと言っていました。その他にもスムージーや、ソフトクリームもあり、かつ店内にはおいしそうなお肉の販売もありとてもとても充実しています。

金山キッチンは金土日のみの営業で(※ホームページをご確認下さい)15:00~20:00となっておりますが、おでんや、なべ焼きうどんが販売しており、お酒も飲むことができます。

体感としては、テラスはカフェ、キッチンは居酒屋といった印象でした

豚鹿豚鹿バーガー
豚鹿豚鹿バーガー

この二つのお店は店内もとてもおしゃれでしたし、料理の提供も早く、且つでてくる料理のレベルがとても高いです。特に朝霧ラーメンですが、普通に外食で食べるラーメンの質と同等かそれ以上といってもよいくらい美味でした!!個人的にはブカブカバーガーについてくるポテトがニンニクが効いていて最高でした!!最高最高言ってますよねwそれくらいおいしかったです!

鹿のボロネーゼ

この二つのお店はキャンプ場に入ってすぐの池のほとりにあるため、サイトの奥、富士山の方向に向かって設営を行うと、お店にとても遠くなってしまいますので、ご利用する予定のある方は、お店の近辺に設営するとよいと思います。

こんなお店があるならば、全てのごはんをここで食べてしまうといった方法もとれるなと思いました※邪道ですかw

注意点としては、店舗の開店時間が日によって、曜日によって、コロナの状況によって変動することが予想されます。私が行った日も通常とは異なる営業時間でしたので、受付の際に説明を受けました。よって事前の利用時間の確認をお願いします。

売店

ふもとっぱらキャンプ場の売店には、一般の高規格キャンプ場にある薪、燃料系、着火剤、氷などはもちろん揃っています。薪の詰め放題もやっていました(針葉樹と広葉樹の両方あり好きなものを選べます)。それに加えてこのキャンプ場のオリジナルグッズが充実しているところが特徴です。オリジナルステッカー、オリジナルコーヒー、オリジナル天然水が用意してあります。

またアルコールも御殿場高原ビール、ふもとっぱらオリジナルビールなど充実したラインナップとなっております

そして他のキャンプ場とはまた違った特徴なのが鹿肉の販売です。鹿肉は捕獲状況によっては在庫がない場合がありますので当日ご確認下さい。

私は鹿肉のジャーキーを購入しましたが、クセもそこまでなく大変おいしくいただきました。ただその多少のクセは好き嫌いが分かれるところかもしれません。

このように、消耗品、食材、アルコール、オリジナルグッズが充実しており、売店だけでも十分楽しめるようになっており観光地のお土産屋さんのような雰囲気です。

金山テラス、キッチン、そして売店と、かなり充実した設備が揃っており、キャンプ場自体が一つの観光地のような雰囲気です。

水はけ

ふもとっぱらは水はけがとてもよいと感じました。

私が行ったふもとっぱら2泊3日の2日目の午後から日付が変わる頃まで豪雨と強風でキャンプ場には川ができていました。あちこち水たまりになっており、地面は踏みしめると水が染み出してくるようなスポンジのような地面となっていました。

テントのグランドシートを忘れた私は、インナーテントのフロアマットに染みができ始めた為小さい子供を連れていたこともありホテルへ避難しました。染み込みを確認したのが午後2時でしたが、この後さらに雨が激しくなる予報を見たため、キャンプ場を非難し近くのホテルに避難しました。

翌日の朝8:30にキャンプ場に戻った際にはすでに水たまりもなく、昨日ずっと降り続いていた様子はどこにも見当たりませんでした。

水はけが悪いキャンプ場であれば、水たまりがあちこちに残り、地面はぐちゃぐちゃになっていることもありますが、このふもとっぱらは芝の影響、火山岩がもとになっている土壌の影響もあってか地面がぐちょぐちょになっているところはほとんどありませんでした。

雨が降っていても翌日の天気がよければ今回のようにテントを汚すことなく乾燥撤収をすることができると思います。今回のように前日に大雨でも翌日が晴れていて地面の水はけがよいのであれば乾燥撤収も可能であり、利用しやすいキャンプ場と判断できると思います。

設備

ふもとっぱらはキャンプ場自体の全体的な設備がとても綺麗に整えられ清潔感があります。

まず利用できるトイレとしては牛舎トイレ、草原中央、富士山トイレとありますが、草原中央トイレは2019年に開設されたばかりのふもとっぱらトイレ界の頂点であり、言わずもがな一番綺麗です。牛舎トイレについては、金山テラス、キッチンの近くの売店と一緒になっている所にありますが、ここはさほど建物自体はそこまで綺麗な感じのしない牛舎ですが、中は綺麗でした。牛舎の雰囲気もまた素敵なんです♪便座も温水便座で綺麗でした。しかし、一緒に行った妻は牛舎の女子トイレは温座ではなかったから冷たいといっていたので、もしかしたら温座じゃない個室トイレもあるのかもしれません。富士山トイレについては見た目は公衆トイレですが、ここも清潔に保たれています。

牛舎 売店とトイレ

トイレは以上ですが、他の水道設備ついても全体的にとても清掃が行き届いており、快適なキャンプ時間が過ごせることは間違いありません。

その他の設備としてコテージなどがありますが、こちらは私は利用したことはありませんが、ホームページから見る写真ではとても清潔で綺麗に整えられており問題ないかと思います。

草原中央トイレがなかった時には、キャンプ場混雑時に公衆トイレに長蛇の列ができたと聞いていまして、それが私をふもとっぱらから遠ざけていた理由ですが、今はすべての設備が綺麗に整えられていて、自信をもっておすすめできるキャンプ場となっていると思います。

以上が良いところのレビューでしたが、ほんと良いところがほとんどでとてもおすすめなキャンプ場です。キャンプ場の聖地と言われるだけのことはあります。今もますますキャンプ場が整備されており今後のバージョンアップしていく様子も楽しみにしていたいと思います。

滞在時間が長い

ふもとっぱらのチェックイン時間は朝の8:30で、チェックアウトは翌日の14:00となっています(宿泊の場合)。比較的全面フローサイトのキャンプ場では滞在時間が長くできる傾向があると思いますが、このふもとっぱらも8:30から翌14:00までの29.5時間も滞在できます。1泊にしろこれだけの時間滞在できるメリットはとても大きく、遠方から一泊だけって方にも使いやすいキャンプ場かと思います。

曇りのふもとっぱら
曇りのふもとっぱら

残念なところ

良いところがほとんどで、今からあげる悪い部分はそこまで気にすることないと思いますがいくつかあげたいと思います。

におい

ふもとっぱらがある地域には牛舎などが点在しています、キャンプ場のまわりにある牛舎からでしょうか、時折家畜の匂いが風邪にのってやってきます。風向き次第なので毎回くさいわけじゃないのですが、結構きつい匂いが時折やってきます

ふもとっぱらキャンプ場は別名テントの墓場、冬場は特に壊滅的な風が吹くことで有名です。私が行った際も全国的な荒天が予想されており、風速は8~10メートル予報となっていました。実際キャンプの二日目、予想通りの暴風雨に見舞われました。

基本的にふもとっぱらはさえぎるものがない広大な平地ですので風が通りやすいのでしょうか、地域的に強風が吹きやすいのでしょうか。

ふもとっぱらはこのように強風に見舞われやすいため、しっかりと強風対策をしていかないと自分や他人を危険な目にあわせてしまうことになります。

トイレ

トイレについては良いところとしてレビューさせていただきました。トイレそのものには問題はないのですが、トイレの位置が問題です。ふもとっぱらキャンプ場受付してすぐのところに牛舎トイレ、広大な芝生の真ん中にその名の通り草原中央トイレ、端っこに富士山トイレがあります。問題はふもとっぱらの敷地の広さです、広さに対してトイレの数は十分ではないと思います。ですが致命的ではありません。ちょっと歩きますがトイレに行くことはできます。要するにサイトの隅の方に設営しなければよいことです。

ただ、トイレの近くに設営しようとする人が多く人気スポットができてしまっているようですので、それを分散する意味でもトイレの配置数を増やしていただけないかなと思いました。全然混雑で利用できないといった状況にはなっていないので、問題にはならないのかもしれませんが、少ない数でもよいですのでトイレの数おw増やしていただけことを期待しています。

地面

設営を開始してペグを打った際にびっくりしたのは地面の硬さです。今回は金山テラスキッチンなどの近くに設営しましたが、まぁ硬い。鍛造ペグは必須かもしれません。

ちょっと表現が違っていますね、地面が硬いのではなく地面の中に石・岩が多く、鍛造ペグをもってしても角度を変えて刺さる部分を探さないとペグが入らない場所が多いです。土地柄火山岩の影響があるのかもしれません。ペグ打ちでかなりの体力を使いました。これに関してはもう仕方ないですね、鍛造ペグで筋トレだと思い力のかぎり打ち込みしかないと思います。結構角度をつけてペグをうったり、石を避けられる場所を探しながら打ち込む必要があります。

混雑

ふもとっぱらはキャンプ場の聖地と呼ばれているだけあり大変人気のキャンプ場です。平日にも関わらず8:30の開場時間には受付は長打の列です。2022年現在コロナで完全予約制かつ予約制限していると思われる状況でも平日の昼間には大変な賑わいでした。混雑が苦手なキャンパーは利用時期を考えていかなければなりません。

私がキャンプ2日目の朝7:00頃受付前を見ていると、すでにキャンプ場の受付前の道に入場待ちの列ができていました。フリーサイトの場所取りは早い物勝ちの部分がありますので、早く入場したい方がどうしても多くなります。金曜の朝入場の私も平日だからとなめており、8:30に到着した際にはすでに20台くらいの車の列となっていました。※春休み期間中ということもあったかもしれません。

途中退場と入室に関する事

テントなどを設営後観光したい方もいらっしゃるかと思います。その場合再入場は17:00までにキャンプ場に戻ることが原則となっています(※2022年4月現在)。フリーサイトであり自分のサイトに戻る際に暗くなると危ない為です。この条件が悪いわけではないのですが、この条件だと夜に温泉に行くこと、夕食を外食ですませることの選択肢はなくなります。17:00までに戻るように温泉、食事を済ませサイトに戻る必要がありますのでこちらを頭にいれキャンプをする必要がありますのでご注意下さい。夜はキャンプ場でのキャンプを満喫してください♪

総評

残念な部分注意点などを書きましたが、総評としては冒頭でお話したように最高のキャンプ場の一つだと思います。キャンプの聖地の名前は伊達じゃありません。最高のキャンプ時間が過ごせることは間違いないでしょう。ただし本当に強風と気温差にはお気をつけください。十分な天気予報の確認と準備をもってご利用していただければと思います。

ふもとAエリア
おまけ
☆個人的ふもとっぱらのサイト場所

よく言われるのふもとっぱらのオススメサイトエリアは草原中央トイレの周辺、特に富士山を正面にした際の草原中央トイレ右側のB、Cエリアだと思われます。基本的に草原中央トイレを拠点しその周辺に設営することが好まれるのではないでしょうか。

LやPなどの奥一番奥のエリアは臭いが強いので避けた方がよいと聞きました。

Aエリアの端
Aエリアの端

 そこで。私の個人的なおすすめは断然 AとDエリアです!!!特にA!!!

 その理由

 ①富士山の逆方向に一番端なのですがプライベート感がある。強風で他のテントが飛んでくる可能性が低い。片側は林になっており風の影響が少ない、、、はず。

 ②牛舎トイレ、売店、金山テラス、金山キッチンが近い。→最強w

 ③Aサイトのはじには木が植わっていますので、ハンモックの利用もできる、かつ雰囲気がとてもよい。

 ④結局富士山はどこのサイトからも一望できるのでこだわって草原中央付近に設営する必要はない

 以上の理由でAサイトをおすすめします。たまたま混雑時に空いており、かつトイレの近いAサイトに設営しましたけど結果的に大発見でした。

おまけ2 近隣の施設のおすすめ

富士眺望の湯 ゆらり やっぱりキャンプには温泉がセットです

近隣には風の湯、天母の湯、花の湯もありますが個人的におすすめしたいのは。富士眺望の湯 ゆらりです。ゆらりは道の駅鳴沢のすぐ近くにあります。関東エリアから中央道を利用してふもとっぱらに行く場合に河口湖ICで降りる可能性が高いと思いますがその場合に通るのが道の駅鳴沢です。このあたりにはお店もたくさんあり、コンビニやスーパーもあるため何かと重宝します。買い物、観光のついでに温泉に入るとなるとここの温泉施設の場所がとても便利です。温泉施設自体もとても素敵で利用しやすくなっております。

STANDAD point outdoor ふもとっぱらエリア行くなら必ず立ち寄りたいキャンプギアのお店

ふもとっぱらに行く際にキャンパーなら必ず寄るであろうアウトドアセレクトショップのスタンダートポイントさん。関東の有名セレクトショップ以上の販売面積と充実したラインナップは圧巻です!!実際入店した際も若いキャンパーさんたちがわんさか買い物を楽しんでいました。その商品の充実っぷりにおどろき、ここ目的で山梨に遠征してもよいのではないかと思ったほどです。このお店はフォレストモール富士というショッピングセンターの中にあります。広大な敷地、駐車場に様々な店舗がありますので、ここだけでもいろいろなお土産も買うことができますのでキャンプの合間の観光にうってつけです。雨天時にも楽しめる場所としての候補として間違いないと思います。 

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