ますます利用者が増え高性能な製品が市場に出てきているLEDランタン。その中でも自分が実際使用したことのある範囲でのオススメなLEDランタンを紹介していきたいと思います。※メイン使いとサブ使いに分けて紹介していきます。

LEDランタン早見表
Goal Zero LIGHTHOUSE micro (Goal Zero) |
ZIG (ZANE ARTS) |
ルーメナ―M3 (LUMENA) |
マイクロライト (5050workshop) |
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値段 | 3850円(税込) | 4983円(税込) | 13200円(税込) | 3960円(税込) |
サイズ | 93x37.75mm | 直径44x104mm | 34x34x102mm | 16x16x64mm |
68g | 115g | 95g | 20g | |
最大光 | 150Lm | 200Lm(4段階) | 300Lm | 150Lm |
最小光 | 15Lm | 30Lm | ||
防水 | IPX6 | IPX4 | IP67 | IP44 |
バッテリー | 2600mAh | 2480mAh | 3250mAh | 230mAh |
色温度 | 3000K(暖色系) | フラッシュ4000K | 白色(ハンディ部) | |
ランタン3000K | 暖色(ランタン部) | |||
温白色(ランタン部) | ||||
モード | フラッシュライト | インスタント | ||
ランタン | フラッシュライト | |||
同時点灯 | ランタンモード | |||
持続時間 | 7~170時間 | 7~55時間 |
フラッシュライト13-200時間 |
1.5~8時間 |
ランタン9-150時間 |
※150Lm時は0.2h | |||
同時点灯7-80時間 | ||||
充電時間 | 約3.5時間 | 約3.5時間 | 3時間半 | 約2時間 |
特徴 | USB充電 | U1/4ネジ付 | U1/4ネジ付 | 蓄光ボディ |
CREE LED | ||||
付属品 | なし | USB-C | 三脚 | USBーCケーブル |
シェード2種類 | 専用クリップ | |||
充電ケーブル | ||||
USB-C | ||||
カラビナ | ||||
専用ケース |
ルーメナ―2 | ルーメナ―7 | ルーメナ―+ | |
値段 | 16280円(税込) | 12100円(税込) | 17310円(税込) |
サイズ | 129x75x22.7mm | 92x92x28mm | 146x96x28mm |
300g | 220g | 440g | |
最大光 | 1500Lm | 1300Lm | 1800Lm |
最小光 | 100Lm | 260Lm | 150Lm |
4段階調整 | 4段階調整 | 4段階調整 | |
防水 | IP67 | 防水機能なし | 防水機能なし |
バッテリー | 10000mAh | 10000mAh | 20000mAh |
色温度 | 5700K(昼光色) | 5700K(昼光色) | 5700K(昼光色) |
4500K(昼白色) | 4500K(昼白色) | 4500K(昼白色) | |
3000K(電球色) | 3000K(電球色) | 3000K(電球色) | |
持続時間 | 8時間(1500Lm時) | 8時間(1300Lm) | 12~160時間 |
100時間(100Lm時) | 約100時間(260Lm) | ||
充電時間 | 約5時間 | 約5時間40分 | 約8時間 |
特徴 | 磁石フック付 | モバイルバッテリー機能 | モバイルバッテリー機能 |
U1/4ネジ付 | |||
付属 | 専用ポーチ | 専用ポーチ | 専用ポーチ |
MIcroUSBケーブル | MIcroUSBケーブル | MIcroUSBケーブル | |
磁石フック | ハンガーリング2個 | ハンガーリング | |
カラビナ(ロゴ付) | カラビナ2個(しょぼい) | カラビナ | |
防滴キャップ | 防滴キャップ |
※表は2022年7月現在のデータです

ランタンのLED化
10年ほど前はキャンプにおけるランタンはガスランタンや、ホワイトガソリン、オイルランタンが主であり、LEDランタンは大型で乾電池をたくさん必要とするものが多く使用者はあまりいなかったように思います。
最近はアメリカのブランド『GoalZero』のLIGHTHOUSEmicroやルーメナ―、クレイモアなどがブームとなり、その他たくさんのLEDランタンが発売され、キャンプ場ではLEDランタンが活躍する風景が当たり前になってきています。
待望!?のZIGの発売開始

2022年4月にアウトドアショップ『ナチュラム』より『LUMENA M3』そして7月にゼインアーツから待望のランタン『ZIG』が発売され、2022年もますます高性能高デザインのLEDランタンが増えていくと思われます。
ZANE ARTS【ゼインアーツ】からすでに注文殺到のLEDランタン【ZIG】が発売され、私も購入することができましたので、ZIGのレビューも含め、他LEDランタンとの比較のレビューを行っていきたいと思います。
今回は数あるランタンの中からルーメナ―シリーズ3作と、ZIG、GoalZeroの比較を個人的に使用しての感想を書いていきたいと思います。
結果
優勝はGoal zero LIGHTHOUSE microとルーメナ―7
個人的なLEDランタンのおすすめは、やはり小型ランタン(サブランタンとして)はGOAL zero maicro!!サイト内で使用するメインLEDランタンとしてはルーメナ―7をおすすめします。
基本的に今回の記事にあるランタン達はどれも優秀で、買って損はしないものばかりですが、コスパ、性能、携帯性などを総合すると上記2つのランタンが個人的にはベストかと思います。えっ?
ルーメナ―7??と思う方も多いかと思いますが、チョイスの理由は下記の記事を参考にしてください。
LEDランタン第1位(サブランタン) Goal Zero LIGHTHOUSE micro
ゴールゼロライトハウスマイクロのおすすめポイント
(前提として、正規の価格で購入できる場合)コスパがよすぎることが1位の理由です。
おすすめ理由 コスパと機能
3000円台で購入でき150Lmで、防水性能もあり最大170時間の持続力、そして68gと優秀すぎる一品です。サイト全体を照らすには不十分な明るさではありますが、ソロ用としてのメインランタン、サブランタンとしての使用に関しては無敵だと思っています。
GoalZeroLIGHTHOUSEmicro(以下ゴールゼロ)は入手の困難さ、定価より高騰した価格での販売などの状況ではありますが、以前としてキャンパーが買って後悔しない一品だと思います。
ゴールゼロはフラッシュライトがついているもの、他機器への充電ができるものがあり、それらは通常のものより価格があがる分、機能が増えますが、ゴールゼロに関しては通常のもので十分だと思っています。
ゴールゼロを持っている人の中にはこの機能を重宝している方もいらっしゃるとは思いますし、たしかにあると便利な機能です。購入すること自体が困難な状況にありますので、どのモデルが販売されていたとしてもお持ちでない方は購入をしてみてはいかがでしょうか。
ちなみにゴールゼロに関しては2022年4月に価格改定がされ3850円(税込)※通常モデル となっています。

LEDランタン第1位(メインランタン)ルーメナー7




もう一つのおすすめするメイン使いのLEDランタンはルーメナ―7です。ルーメナ―7は1300Lmという十分な明るさを持ちつつ重量が220gでありサイズも縦横10cm以下なので小さく軽いです。
明るくて小さくて軽い!これが私がメインランタンでルーメナ―7をおすすめする理由です。
もちろん後発品であるルーメナ―2、とルーメナ―+は明るさもルーメナ―7より明るいですし防水機能付き、バッテリー容量が多いなど高性能です。
しかしそれに見合う分だけ重く、大きいのです。
個人的なキャンプスタイルがライト系ですので、そうしますとルーメナ―7を一番おすすめします。
基本的にルーメナ―シリーズはどの製品も優秀ですので、防水機能を選ぶか、バッテリー持ちを選ぶか、磁石フックでテントにつけやすさを選ぶかで最終的な好みはわかれるかと思います。またルーメナ―シリーズで最近発売されたルーメナ―M3は後述しますが、明るさが300Lmですのでメインランタンとしては不向きかと思います(ソロ用のメインランタンとしては十分)。
余談ですが、ルーメナ―シリーズ以外にもCLAYMOREシリーズもバリエーションもよく素晴らしいランタンかと思いますし、他にもBarebonesランタンなどLEDのラインナップは充実していますので、いろいろ確認して検討されるとよいと思います。

各ルーメナーの特徴
ルーメナ―+ について
ルーメナ―+で特筆すべきポイントは明るさとバッテリー容量です。
ルーメナーの中でも1800Lmと一番明るくなっています。またバッテリーはルーメナ―2の2倍の20000mAhとなっており、モバイルバッテリーへの充電回数は他のルーメナ―より断然多くなっています。
弱点としては大きさと重さ、そして付属品についてです。
ルーメナ―+の付属品の中にハンガーリングというランタンハンガーなどにかける部品があるのですが、まずこれが無くなる可能性があることとこれが意外に使いづらいと思っています。
このランタンハンガーのリングはルーメナ―7についても同じ構造なのですが、ルーメナ―7も+も本体についてる平らな手持ちハンドルがそのままだと何かにひっかける際にバランスが取りづらく使いにくくなっています。
ですので、ルーメナ―本体をランタンハンガー類にひっかけるためには本体とは別の部品(ハンガーリング)を取り付ける必要があります。
このリングは本体とは別にケースに収納することになりますが、小さな部品ですので紛失するリスクがあります。個人的にはこういった『本体とは別に存在する部品』は、よほどでないと紛失してしまうものだと思っていますので、極力本体と一体にしていただきたいものです。

ルーメナ―2 について



ルーメナ―4種のうち防水性能があるのは『ルーメナ―2』と『ルーメナ―M3』となっています。
そのうちメインランタンに使える程の明るさ1500Lmの性能があるのはルーメナ―2になります。
よって、
光量と防水機能を優先する場合にチョイスすべきはルーメナ―2だと言えます。
ルーメナ―2はルーメナ―7と+のデザインに比べるとモダンなデザインで大人なカッコよさがあります(モダンとはなんぞや)。
またマグネットフックなどルーメナ―7より格段に進化しておりこれもまた優秀なLEDランタンだと思います。
しかしこのルーメナ―2はルーメナ―7に比べとても重いです。といっても300gですが。ルーメナ―7は220gですので、ルーメナ―2はルーメナ―7に比べ80g重いことになります。80gしか変わらないのですが、持ってみると結構重く感じます。
サイズもルーメナ―7より大きいため、この辺りは好みがわかれるところかなと思っています。


ルーメナ―M3について





ルーメナ―シリーズ最後の紹介はルーメナ―M3です。
ルーメナ―M3は値段が13200円と高額です。
といってもサブランタンとしてのゴールゼロや、ジグなどと比べた場合であり、メインランタンとして使用できるルーメナ―2、ルーメナ―+より価格は安くなっています。
ルーメナ―M3はサブランタンとしては高額ですが付属品が充実しています。
ケース、シェード、カラビナ(カラビナの品質が高い)、三脚が付属しているため、追加でオプションを買う必要なく通常のランタン、床や地面に置いての使用、ランタンハンガーに吊るしての使用、フラッシュライトとして手にもって使用など様々な用途に対応することができます。そして作りがしっかりしていて、ランタン自体に高級感があります。
デザインがスタイリッシュで美しく近未来的なデザインだと思いました。今までのルーメナ―シリーズとは別の路線の製品かと思います。
ルーメナ―M3の明るさは300Lmであり、ゴールゼロ、ジグよりも明るく、かつ長時間の使用が可能となっているためソロキャンプでのメインランタンとして使用する場合でも十分に対応することができると思います。
また、カラビナ、U1/4ネジ、同時点灯モードなど様々な用途に対応できることもこのルーメナ―の特徴でかなり優秀なLEDランタンかと思います。
またルーメナーM3の他のサブランタンとの差は防水防塵性能の高さです。
防水防塵はIP67ですので防水性能は7級、防塵性能は6級ということになります。
防塵性能は6級がMAXですので完全に防塵ということになり、防水性能はMAXが8級のところ7級の『一定の水圧で一定時間(30分間)水中に浸けても有害な影響がない』です。
30分水につけても影響がない性能というのはすごいと思います。このルーメナーM3と同様の防塵防水機能を持っているのは今回の比較したランタンではルーメナー2だけです。
いろいろ高性能なルーメナ―M3を個人的なオススメのベスト製品に選ばなかった理由は金額です。付属品がたくさんあるのですが、正直、別に付属品についてはなくても別メーカーのもので自分の好みのものをチョイスできるようしてもよいかと思ったのと、付属品はいらないので値段を下げていただけたらなと思ってしまうからです。
金額と付属品がいらないことの他に使ってていまいちだと思うところは充電のインジケーターくらいです。
本体側面に充電レベルがわかる発光部分があるのですが、これが見にくい。どれくらい残量があるのか判断しにくいと思います。
値段以外のところを見るのであればトータルとしてはとても優秀なランタンだと思います。

待望のLEDランタン 『ZIG』について
ではここから現在大人気のゼインアーツからでたLEDランタン【ZIG】についてのレビューを行いたいと思います。
ランタン単体としては非常に質感のよい魅力的な製品だと思います。
稼働時間がやや短い気はしますが、十分な防水性能、デザイン性、コストパフォーマンスを考えると、サブランタン使用としての利用には非常に素晴らしいランタンとして使用できるのではないでしょうか。以下もう少し細かく記載していきたいと思います。
ケース内のプラスチック容器が安っぽい
開封して思ったのは、商品を入れているプラスチックの容器が非常に安っぽい感じがしました。箱がおしゃれで製品自体もすごく素敵な分、開封した時のちゃっちさが少し残念な感じがしました。
質感が良い 金属部品とゴム部分が存在
ZIG自体は非常に作りがよく正規の値段であるおよそ5000円としては満足いくものではないかと思います。下部がゴムでできているのは個人的にこのランタンで好きな部分です。
ゴールゼロとの比較
ZIGとゴールゼロをあえて比較する場合、その特徴の違いで一番感じる部分は大きさです。ZIGの方がかなり太く大きく感じます。
実際ゴールゼロは約70gで、ZIGは120gほどあります。
性能差でいうと肝心な明るさが50lmZIGの方が明るいのですが、感覚的には明るさの違いはほぼ同じ?と思うレベルです。
ZIGは本体全体のクリアパーツ部分が明るさをやんわり拡散しているため、ゴールゼロよりも『ランタンっぽい』光り方をする印象です。
ZIGの方がそれ単体ではランタンとしてすごく良い光り方をするのですが、今やゴールゼロはさまざまなオプション品が販売されていますので、汎用性で考えるのであればゴールゼロに軍配があがってしまうかと思います。
ただしZIGはU1/4ネジがついていますので、3脚に装着することも可能ですので、このあたりの使用方法はゴールゼロでは不可能な部分となります。
マイクロライト(5050 Workshop)について

マイクロライト自体はサブランタンとして使用するには性能的に少し足りないと思うのですが、実際使ってみるとこの小ささでこの明るさ!?というすごい製品だと思います。
実際使用してみた詳しいレビューは下記にリンクを貼っていますので参考にしていただけたらと思います。
個人的にすごくこのライトはおすすめで、3つ購入してしまいました。
何より本当に小さいことと、キャップの先端につけることができますので用途の多様性もあり重宝します。
ただ、この製品がライトの部類なのか、ランタンの部類に入るかが微妙なところとなります。ですが何度も言いますがすごく良い製品です!!
私は普段、車の天井にある金属の部分にぶら下げていざというときさっと取り出せて使用したり、そのまま車中泊のランタンとして使用しています。
小さくて愛くるしいその姿も魅力的です。
