キャンプ場紹介

カヤック・SUPを遊びつくす オートキャンパーズエリアならまた

群馬県にあるオートキャンパーズエリアならまたは、ならまた湖に面する広大な芝生サイトが特徴のキャンプ場です。標高も900mと高く、夏の暑い時期でも快適に過ごせます。なんといってもカヤックやSUPなどのアクティビティを楽しむのに最高の場所となっています。

キャンプ場があるみなかみ町では、SUP、カヤックの他にもラフティング、釣り、マウンテンバイクなど山、川、湖でのさまざまなアクティビティが楽しめます。またこのキャンプ場近くの水上エリアでは温泉、グルメ、ショッピングなどのさまざまな観光も楽しめます

キャンプ場の様子は動画でもご確認いただけます

キャンプ場 基本情報

住所:〒379-1721 群馬県利根郡みなかみ町藤原6322−2

HP:https://norn.co.jp/camp/

Tel:0278752700

営業期間:6月11日~11月上旬(積雪状況による)

車の乗り入れ:すべてのサイトで可能

一般的なサイトの広さ:100m2 最大500m2のサイトあり

料金:料金体系はやや複雑、HPにてご確認ください

チェックイン:14:00~17:00

チェックアウト:11:00

アーリーチェックイン、レイトチェックアウト制度あり

マップ
キャンプ場マップ ホームページより抜粋
オートキャンパーズエリアならまた見下ろし図 上のマップとあわせてご確認下さい
ほとんどの場所は開けた芝生サイト

総評

決して高規格キャンプ場という部類ではないとは思いますが、カヤックやSUPの拠点には最高な場所です。標高も高く、夏場でも平地よりかなり涼しく快適に過ごせます。買い出し、観光ポイントまではかなり距離(40kmほど)があることが難点ですが、キャンプ場を中心としてアクティビティを楽しみつくすのもよし、遊ぶエリアを広げてみなかみ町、水上エリアでキャンプと観光の両方を楽しむも良しという遊び方の多様性のあるキャンプ場だと思います。

オートキャンパーズエリアならまたの良い点

カヤックやSUPでの冒険感

ならまた湖は標高880mにあり、面積が2.0㎢(200ha)です。他の湖と比較するとそこまで広くはないですが、湖の奥まで行くとどこも冒険感あふれるスポットだらけで非常に雰囲気のよい場所となっています。 オートキャンパーズエリアならまたのホームページよりならまた湖の地図を見ることができます。その地図を見ると、湖の各場所に冒険感を引き立てる名称がつけれており、まるでディズニーランドのジャングルクルーズを彷彿させるような雰囲気があります。地図を見るとわかる通り、サンシャインヴィレッジやファイナルファンタジーというような名前を見るとそこに行きたくなるようなポイントばかりです。これもこの湖で遊びたくなる理由の一つです。本栖湖ほど透明度はありませんが、冒険をしている気分になるのはならまた湖だと思います。

ならまた湖
湖の各所に上陸ポイントがあります

車通りが少ないため静かに過ごせる

オートキャンパーズエリアならまたは周囲は森と湖で覆われており、周辺に道路はなく行きどまりであるため、キャンプ場の周りを車が通ったりすることはありません。その為キャンプ場の夜は本当に静かです。周りのキャンパー達が寝静まると、風の音、葉が揺れる音、虫、周りの動物たちの声※ほとんど鳥しかしません。神秘的な夜を過ごすことができると思います。

蛍を見ることができる

ホームページにも書いてありますが、季節によってはキャンプ場内のサイト中央付近を流れる沢で蛍を鑑賞することができます

私が前回利用したのは7月の中旬でしたが、たくさんの蛍を見ることができました。キャンプサイトにも蛍が飛んできていて、車両の側面に蛍が止まり、蛍を自分のキャンプサイトで見ることができました。キャンプ場で蛍が見れるところはそう多くはないのではないでしょうか

スタッフによる巡回がありマナーのよいキャンパーが多い

最近のキャンプブームもありキャンプ場でのマナーが悪いお客も増えています。そんな人気のあるキャンプ場ではスタッフが定期的に見回りをしていることがあります。

このキャンプ場も同様で、スタッフが巡回をしており、お客さんが気持ちよくキャンプができる環境であるよう見守ってくださっています。

当然夜間にもスタッフの方が見回りにきていて、各サイトに声をかけていらっしゃいました。単に注意をするだけでなく、珍しいテントや、スタッフが興味のある車のことなど質問されていて、見ているこちらまで和やかな気分になりました。

感染対策がしっかりしている

キャンプ場のほとんどが、新型コロナウイルウイルス感染症の対策を行うようになっています。このキャンプ場も感染対策に力を入れていることが受付の時点からわかります。受付の説明は事前にLINEでキャンプ場の友達登録を行いLINEで表示される情報と質問項目に回答をします。その流れが終わったら実際に受付に声をかけ、予約と照らし合わせお会計にすすみます。LINEの友達登録から質問回答もありますので、10分ほど時間はかかりました。余談ですが、私はau携帯のせいもあり、スマホがアンテナ1くらいだったので、この友達申請すらも危うい状態でどうしようか焦った記憶があります。

時間はかかりますが、こうした取り組みが感染対策をしっかり行っているのだという実感を持つことができると思います。受付会計場所でも、受付の待合の場所でもパーテーションがしっかりしてあり、安心して利用できる空間作りに努力されていることがわかりました。そういった意味でも安心して利用できるキャンプ場だと思いました。

アクティビティが豊富でツアーが申し込める

オートキャンパーズエリアならまたはSUPとカヤックのツアーが申し込めます。未経験の方にも優しく丁寧に明るい雰囲気でレクチャーしている姿が見受けられるので、ぜひ初めてのカヤック、SUPを楽しんでいただきたいと思います。

受付
受付・管理棟 ちょっと建物は古そう
古い印象ですが、清潔感があります。トイレ内には虫の姿も、、、

足を伸ばせば観光スポットが多い

高速の降り口に買い物観光拠点は集中している

オートキャンパーズエリアならまたはみなかみ町の山奥に位置しているため、スーパーやコンビニがある少し栄えた場所まで距離があります。およそ40分ほど車で山を下っていかないといけないので不便です。しかし40分ほど運転することで、温泉街や、飲食店などがたくさんある場所になるため、みなかみの町を堪能するプランもよいと思います。

大勢のグルキャン対応サイトがある

このキャンプ場は敷地面積が広く、様々なサイトのプランがあります。中でもボーイスカウトサイトとファミリーサイトは20人から30人の大人数で利用できるサイトになっており、グルキャンするにはもってこいの場所です。大人数で利用したい場合は数はすくないですが、これらのサイトを選んでみてはいかがでしょうか。※予約画面では人数は多くても騒がないよう注意書きが書かれています。節度を持って楽しみましょう

ボーイスカウトサイト

 サイトの広さ500m2

 最大利用人数30名、車は6台まで無料、テント6張、タープ6張、ペット不可

ファミリーサイト

 サイトの広さ:400m2

 最大利用人数20名、車は4台まで無料、テント4張タープ4張まで

金額関してはこのキャンプ場の料金体系がやや複雑なためホームページ、なっぷにてご確認ください。

迫力のあるダムを見ることができる

ならまた湖といえば奈良俣ダムです。このダムは高さが158mあり、ロックフィルダムという型式となっています。ロックフィルダムは岩石や土砂を積み上げて作るダムの型式の一つですが、奈良俣ダムはこのタイプのダムの中で日本で3番目の高さのダムとなります。

キャンプ場に行く道の分岐の所にダムの上を歩くことができますし、今は閉館していますがダム資料館もあります。キャンプ場から下っていった道の先にはダムを下から間近で見ることもできますし、近くに滝もあります。ダムが好きなキャンパーは一見の価値ありだと思います。

ダムの上から下を見下ろすと、その高さに足がすくみますが何よりその迫力ある姿に感動すると思います。新型コロナが収束すればまたダムカレーが食べられるのでしょうか。

キャンプ場側のダム上から下へ

残念な点

サイトによっては区画の形が複雑でレイアウトに苦労する

このキャンプ場は敷地面積が広いですが、マップを見るとわかる通り、ならまた湖のように入り組んだ形状のサイトがあります。それらのサイトはサイト自体が縦長になっていてテントを張るレイアウトも少し工夫しなければいけません。入り組んだサイトの奥は木々がおいしげっており、一日中を通して日陰の部分がありますので、サイトの好みがわかれるところだと思います。

入り組んでいる先のエリアを選ばなければ基本的には開けた綺麗な芝生サイトですので好みで使い分けるとよいと思います。

日陰の部分のあるサイトは雨が降ると地面もテントも乾きにくく常に濡れているので天気にも注意が必要です。ただし夏場は逆に開けた部分のサイトより涼しく過ごせる部分があるということになります。

温水便座ではない

全部のサニタリー棟のトイレがそうかはわからないのですが、トイレに温水便座はありません。このキャンプ場は冬季には閉鎖されますが、それでも春、秋の気温が低い時期には冷たい便座が体に効きます。

トイレはサンダルに履き替える必要がある

地味な部分ではりますが、サニタリー棟のトイレは外履きから、トイレのサンダルに履き替える必要があります。トイレの中が靴についた泥で汚れにくい作りになっていて、綺麗なトイレを保てる工夫であるとは思いますが、個人的にはこの履き替えは苦手です。

感染対策的には、他人が履いていた履物を共用することは好ましいことではないと考えています。また、単にこれは生理的な好みの問題ですが、他人と履物を共用するのはに苦手な人が多いのではないかと思っています。

買い物できる所まで遠い

前述しましたが、買い物できる所まで遠いです。

google mapより サンモール水上店までのルート

下記になっぷに記載されているキャンプ場近くの商店を記載しています。わりと規模の大きいスーパーに行くのであればやはり25km先のサンモール水上店になると思います。基本的に買い物にしても観光にしても水上エリアに行かないといけません。どちらにしろ40分かかる上に山道なので、車に酔いやすい方は注意が必要です。

キャンプ場近くの商店

8km 中村酒店 みなかみ町藤原5814

12km 水上藤原郵便局 みなかみ町藤原2279-1

25km サンモール水上店 みなかみ町湯原1680-15 オススメ

25km ファミリーマート みなかみ湯原店 みなかみ町湯原830

26km セブンイレブンみなかみ町店 みなかみ町川上102-1

35km ベイシア 月夜野店 みなかみ町下牧482

シャワーのみ 温泉施設は混雑と時間帯に注意が必要

キャンプ場にあるのはコインシャワー300円/5分のみとなっています。コインシャワーで満足できない方はぜひ温泉に行ってみてください。キャンプ場近くにもちょっと先の水上エリアにも温泉施設はたくさんあります。

温泉施設のおすすめスポット

宝川温泉

おすすめ度でいうと龍洞と同じく上位に位置する温泉施設。営業時間を確認してから行きましょう。私が訪れた時は午前で受付終了してました。水上エリアまで降りなくてもたどり着けるため場所的にもおすすめです。たどり着くまでの道すら雰囲気が素敵です。

龍洞

湯めぐりテーマパーク。キャンプ場にとても近く、かつ看板も派手でキャンプ場に行く途中絶対気がつく温泉及び宿泊施設。源泉掛け流し18の湯がキャッチコピー。ここが空いているのであれば行くっきゃないおすすめの温泉施設。

温泉センター諏訪乃湯 ※ホームページなし

おすすめの意味が異なるのですが。おすすめです。何がおすすめかというと、古きよき温泉施設。シャワーなし。ケロリン桶で体を流します。本当に村の小さなこじんまりとした温泉。なんでしょう。よいんですよそれが。銭湯というよりさらにこじんまり。

ふれあい交流館(温泉)

他が混雑しているのであれば最初からここに向かうべし。上にあげた温泉の龍堂、宝川温泉に関しては人気もありますし、日帰りとなると受付している時間が限られていることが多いです。また土日、祝日となれば混み合うのは必須。そこでこの温泉施設。交流館とありますが、中はちゃんとした休憩スペースもある温泉。規模は多くないですが、穴場的な素敵な温泉施設温泉街駐車場という駐車場もありそこに車を停めて向かいます。交流館付近にはバーや、焼肉などの食事どころも多く、趣のある観光地の雰囲気があるスポットエリアの中にあります。個人的に一番おすすめしたい温泉です。

キャンプ場近くの温泉が混雑している場合はここに行ってみてください!

携帯電話の電波に注意※auの場合

余談ですが、このキャンプ場は森の奥にあるので、形態電話の電波が弱いです。特にauはアンテナ1、もしくは圏外の場所がほとんどですのでご注意を

ならまたに来たらここに寄れ!!おすすめグルメスポット紹介

もつ煮込み いさごや湯原店 テイクアウト イートインok

みなかみにはもつ煮が売っているところがいくつもありますが、サンモール水上や山カフェボサノバに行くのであればここも行動範囲内にあるおすすめもつ煮屋さんです。

焼肉桂来

ふれあい交流館に温泉に浸かりにいく際には、この焼肉屋さんに寄ってはいかがでしょうか。キャンプで連泊しているのであれば、1食くらい贅沢しても許され、、、ませんかね。ややお値段は張るものの質のいいお肉を食べることができます。おすすめは特上厚切り牛タンです。

山カフェボサノバ

水上エリアに向かう途中の道にあるカフェ。カフェといっても本格的なカレーを味わうことができるお店。カレーだけではなくオーガニックカカオを使用したチョコも販売しています。前述したサンモール水上でのショッピングや、温泉施設に行く帰りなどに立ち寄って、チョコを買ってキャンプ場に戻りデザートにいただく。これ最高なり! ちなみにこのボサノバさん。まさかのキャンプギアもの販売もしています。しかもまさかのゴールゼロも打っていました。、、、。残念ながら抱き合わせ販売でしたが。

育風堂精肉店

山カフェボサノバの隣にあるこの精肉店。ハムやサラミ、ビーフジャーキーなど販売しています。山カフェでチョコ、ここでお肉を購入するコースでどうでしょうか。

カヤック・SUP持ち込みをする際の注意点

キャンプ場に宿泊する人以外がならまた湖に入湖する場合は 湖面利用者入湖届けを提出し、かつ車一台につき1000円を支払う必要があります

必ず救命胴衣を着用する必要があります

エンジン付きボート、水上バイクは禁止です

ダム湖は水深が急に深くなるところがあります、また水温が低く水に入ることは危険です※遊泳禁止

また湖は海と同様その時は風がなく穏やかでも時間の変化に伴い風が強く吹く場合があります。SUPやカヌーは風が吹くと発着場にたどり着けず危険な状況になるため、天気予報をよく確認しアクテビティを楽しんでいただけたらと思います。ならまた湖は広く、発着場から湖の奥まで辿り着くのに数時間かかるほどの距離があります、自分の体力と装備により楽しむ範囲を検討していただけたらと思います。

まとめ

オートキャンパーズエリアならまたは、キャンプ場を拠点にみなかみ町とならまた湖でのアクティビティを最大限楽しむための拠点としての利用がよいのではないでしょうか。少し足を伸ばせば温泉やグルメのよいスポットもたくさんありますので、アクティブな休暇をしつつ、温泉とグルメで癒されていただきたいと思います。個人的にはキャンプ場は休憩場所とし、キャンプでのまったりを楽しむというよりは、ならまた湖でさんざん遊び、水上エリアでグルメ、そして温泉を堪能しまた湖で遊び、最後は焚き火を前に談笑するという使用方法が一番よいなと思いました。冬季は閉鎖されてしまいますが、秋頃の紅葉シーズンもまた最高かと思います。

ちなみに海でのアクティビティには千葉県館山サザンビレッジをぜひご利用ください。→レビューはこちら

森での静かなキャンプならばここ

-キャンプ場紹介
-